「口」という文字は、「神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる"サイ"という器に蓋をした形」から生まれた。いわゆる、あなたの顔にある"口・くち"の象形文字ではない。現在は、生活者同士で伝えあうことが意思の主な伝達だが、その昔、東に住む私たちの先人にとっては、(森羅万象の)神が伝えたい相手だった。西の神の歴史には明るくない私だが、何度も教会を訪れるご縁を頂いた。西の旅人は何を想い祈っていたのだろうか・・。そして、現在は・・・・・・・・・・・・?
お寺に居ると落ち着く。
教会に行くと鼓動が騒ぐ。
いずれにしても
古今東西の人類が
天を仰ぎ
路なき路を歩んできたということは
同じなのかもしれない。
合掌
書家・宇佐美 志都
Japanese calligraphy Shizu Usami