初日、志都からのプレゼントに大喜びしたキリーは、志都をいつもより強く抱擁。なんと、志都眼鏡..壊れてしまった。恐るべし..このドイツじゃがいもパワーである;
二日目のお昼は、友達の誕生日会に。ここで、志都のドイツでの担当医;ギヤード夫妻と合流。すこしおかっぱ頭気味のこのギヤード、60歳。年よりも、少し若く見える。
これが、眼鏡まで壊してくれる、『愛しのキリー』だ♪ママは、キリーにいつも振り回されてるらしい;キリーは、無意味にウインクをする癖?がある。まぁ、意味があってもそれはそれで困るが;
夕刻、キリーは庭でワインを傾けながら新聞を読む。ママと、夕飯の支度。その二人の間を、まるで子供の様に、行ったり来たりの志都であった。
夜も更けてきた・・・。ワインもいい感じになってきた。と、皆が油断していたその矢先!
また、キリーの抱擁攻撃がはじまった。ママも首を絞められる位に抱きしめられ、志都も半ば逃げ気味;どうにか一時しのぎで修復した志都眼鏡の命もまた奪われてしまう、この恐怖の手厚い抱擁(・・・ああ、私31歳。もう少し相手選びたい;と、心の中で思う志都なのであった。ギヤードは担当医だけあって志都の取り扱い方法を心得ている♪) ・・・ ”ちなみに、皆お揃いのこのフリースジャケットは、彼らが、昨年南極に行った時のものである”
書家・宇佐美 志都
Japanese calligraphy Shizu Usami